インドのスマートフォン市場は、COVID-19のパンデミックにより、2020年第1四半期に大きな打撃を受けましたが、Counterpoint Researchの最新のマーケットモニターレポートに よると、スマートフォンの出荷は今年の第1四半期に大幅に増加しました。中国のOEMXiaomiは、予算にやさしいRedmi 9シリーズの成功のおかげで、この地域でトップの座を維持し、四半期に前年比4％の緩やかな成長を記録しました。一方、Samsungは、Galaxy A、Galaxy M、Galaxy Fシリーズのデバイスによって前年比52％の成長を遂げ、スマートフォンの出荷台数は昨年に比べて大幅に増加しました。
レポートによると、インドのスマートフォンの全体的な出荷台数は、2021年第1四半期に前年比23％増加し、3,800万台を超えました。 Counterpointは、この成長を、第1四半期の新製品の発売、さまざまなプロモーションと財務スキーム、および「2020年からの需要の停滞」に起因すると考えています 。 前述のように、Xiaomiが26％のシェアで市場をリードし、Samsung（20％）、Vivo（16％）、Realme（11％）、OPPO（11％）がそれに続きました。ただし、Xiaomiの出荷は前年比4％しか増加していません。サムスンは、予算にやさしいミッドレンジのギャラクシーA、ギャラクシーM、ギャラクシーFシリーズのデバイスの成功により、前年比52％の大幅な成長を遂げました。フラッグシップのギャラクシーS21を発売するという同社の決定 いつもより数週間早いシリーズも、オンラインポータルを介して売り上げを伸ばすのに役立ちました。
Vivoは、スマートフォンの出荷台数が前年比16％増加し、この地域で3番目の位置を占めました。当四半期中にCOVID-19の状況が一時的に改善したため、同社はオフラインセグメントでポールポジションを維持しました。Realmeは11％の市場シェアでこの地域で4番目の位置を維持しましたが、スマートフォンの出荷台数は前年比4％減少しました。OPPOも2021年第1四半期に11％の市場シェアを獲得しましたが、スマートフォンの出荷台数は前年比12％増加しました。XiaomiのサブブランドPOCOは、この地域で最も急成長しているスマートフォンブランドであり、前年比558％の成長を遂げました。同社の手頃な価格のPOCOM3とミッドレンジのPOCOX3 Proが、出荷の大部分を牽引しました。
Transsion Groupの一部であるInfinix、TECNO、およびitelは、この四半期に前年比81％の成長を記録し、全体の市場シェアは7％でした。Appleはまた、この四半期に驚異的な成長を遂げ、プレミアムスマートフォンセグメントでトップの座を維持しました。同社の出荷台数は、iPhone11とiPhoneSE 2020の需要増加により、前年比207％増加しました。OnePlusは、この地域でトップの5Gスマートフォンブランドであり、出荷台数は前年比300％以上増加しました。
インドのスマートフォン市場は2021年第1四半期に目覚ましい成長を記録しましたが、インドは現在COVID-19の2番目の、より壊滅的な波に対処しているため、出荷は今後数か月で大きな打撃を受ける可能性があります。シニアリサーチアナリストのPrachirSingh氏は、次のように 述べています。国内での予防接種ドライブの開始により、消費者の信頼も高まりました。しかし、これらの数値は注意が必要です。COVID-19の2番目の、より毒性の高い波が現在国内で発生しており、今後の四半期に影響を与える可能性があるためです。進行中のCOVID-19の波とその後の封鎖により、消費者の需要は打撃を受けるでしょう。」
